Arcserve Japan、統合データ保護ソリューションの最新版「Arcserve UDP 9.0」を発表
~ランサムウェア対策などのセキュリティ機能強化に加え、データベースバックアップの強化、管理機能の拡充などにより、お客様の重要なデータの保護を支援~
2023年1月16日
arcserve Japan合同会社(本社:東京都千代田区、職務執行者社長:江黒 研太郎 以下、Arcserve Japan)は、統合データ保護ソリューションの新バージョン「Arcserve® Unified Data Protection 9.0 (以下、Arcserve UDP 9.0)」を、2023年1月23日より受注開始することを発表します。
Arcserve UDP は、システム全体を丸ごとバックアップするイメージバックアップをベースに、Arcserveシリーズ(Arcserve UDP, Arcserve Backup, Arcserve Replication & High Availability)を統合した主力ソリューションで、2022年12月時点での国内出荷数は累計24万ライセンスを超えました。
Arcserveがグローバルおよび国内で実施した独自調査によると、対象企業の約半数がランサムウェアの被害に遭った経験を持つことが明らかになっています。今回発表するArcserve UDP 9.0は、多発するランサムウェア攻撃から企業の重要データを守り、業務継続を支援するため、セキュリティ機能をさらに強化しました。また、Microsoft SQL ServerおよびOracle Databaseのバックアップを強化しました。さらに、お客様からの要望を受けて管理機能を拡充したほか、最新のプラットフォームへの対応を強化しました。
Arcserve Japanは、Arcserve UDPの継続的な機能強化を通じて、ランサムウェアをはじめとするサイバー攻撃や大規模な自然災害のなどの脅威から企業の重要なデータを保護し、事業継続を支援します。
<Arcserve UDP 9.0の 主な新機能・拡張機能>
●セキュリティ機能の強化
・バックアップ データの健全性を自動確認する「アシュアード リカバリ」機能を標準搭載:
Arcserve UDP 9.0から、バックアップ データが健全であることを自動で確認できる「アシュアード リカバリ」機能を標準搭載しました。
ランサムウェアに感染し、データやシステムが暗号化され利用できなくなった場合、バックアップデータから復旧することが一般的ですが、最近ではバックアップデータ自体が攻撃対象になるケースも見られることから、ランサムウェアによる暗号化などでバックアップデータが利用できない状態になっていないことを定期的に確認することが必要です。「アシュアード カバリ」を利用することにより、バックアップから健全性確認までの処理が全て自動化されるため、いざという時に迅速かつ安全に復旧が可能になり、事業停止時間を最小限に抑えることができます。
※「アシュアード カバリ」は、Arcserve UDP 8.xまでは上位ライセンスであるPremium / Premium Plus Edition でのみ利用可能でしたが、Arcserve UDP 9.0では標準ライセンスの Advanced Edition で利用可能になりました。
・BitLocker環境の復旧を簡素化
仮想環境のエージェントレス バックアップでは、BitLockerで暗号化された仮想環境(Hyper-V および vSphere)を暗号化されたまま復旧することで、復旧後の複雑な設定を大幅に簡素化できます。
・セッション パスワードのエクスポート/インポート
バックアップ データの暗号化に利用されるセッション パスワードのエクスポート/インポートが可能になりました。パスワード管理を強化でき、簡単にデータの安全性を高めることが可能です。
●データベース バックアップの強化
・Microsoft SQL Server 復旧機能の拡張:
リストア後の復旧状態の指定やデータベースの整合性チェック、異なるインスタンスへのリストア等、よりきめ細かいリストアが行えるようになりました。またデータベースを任意の時点に復旧する「Point-in-Time リストア」もGUI で操作可能になりました。
・Oracle RMAN連携:
Oracle Recovery Manager (RMAN) と連携して、Oracle Database のバックアップを行うことができるようになりました。GUIで詳細なバックアップ/リストアが可能です。
●管理機能の拡充
・運用に不要なバックアップ データの残存を「回避」「解消」:
手動バックアップで取得したバックアップデータを削除できるようになりました。
また、手動バックアップを日次/週次/月次などのスケジュール ジョブとして実行することで、運用に不要なバックアップデータの残存を 回避・解消することが可能になりました。
・「未完了」ジョブ ステータスの追加:
従来「完了」・「失敗」の2通りだったジョブステータスに「未完了」が追加され、より詳細にジョブの状況を把握して適切に対応できるようになりました。
<新プラットフォームのサポート>
Arcserve UDP 9.0 では以下のプラットフォームを新たにサポートします。
- VMware vSphere 8.0
- RedHat Enterprise Linux 9.0
- AlmaLinux 8.4-8.6, 9.0
- Rocky Linux 8.4-8.6, 9.0
- Oracle Linux(RHEL 互換) 9.0
- Oracle Linux Server 9.0
- SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4
- Debian 10.13, 11.2-11.5
- Ubuntu LTS Server 22.04
<販売開始>
受注開始日:2023年1月23日(月)
出荷開始日:2023年2月1日(水)
<価格>
・Arcserve UDP 9.0 Advanced Edition - Server(永久ライセンス):11万6,000円(税抜)より
※1年間の保守サポートを含む
・Arcserve UDP 9.0 Advanced Edition - Server(サブスクリプション):3万9,200円(税抜)より
※1年間の使用権と保守サポートを含む
この他、オプションなどの詳細については 価格表をご覧ください。
Arcserve Unified Data Protection(UDP)について
Arcserve UDP は、仮想や物理の混在する複雑な環境のニーズを満たす次世代の統合バックアップ/リカバリ・ソリューションです。容易な操作性や、災害対策などの豊富な機能を標準で利用できることで他のソリューションと一線を画しています。多様なクラウドサービスにも対応しています。
Arcserveについて
世界トップ5のデータ保護ベンダーであるArcserveは、SMBからエンタープライズまで、場所や複雑さを問わず、すべてのデータワークロードを管理、保護、復旧するためのクラス最高のソリューションを幅広く提供しています。Arcserveのソリューションは、複雑さを排除しながら、あらゆるデータ環境において、クラス最高の費用対効果、俊敏性、大規模な拡張性を備えたデータ保護と確実性をもたらします。オンプレミス、オフプレミス(DRaaS、BaaS、Cloud-to-Cloudなど)、ハイパーコンバージド、エッジインフラが含まれます。30年近くにわたって受賞歴のある製品に加え、継続的にイノベーションに注力してきたことで、パートナーやお客様は、次世代のデータワークロードとインフラへの最速ルートを確保することができます。Arcserveは、100%チャネル販売により150カ国以上で事業を展開しており、1万9,000社のチャネルパートナーが23万5,000社のお客様の重要なデータ資産の保護に貢献しています。Arcserve の詳細については、本社サイト もしくは、Arcserve Japan サイトをご覧ください。
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平野 祐司
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