Arcserve Japan、イミュータブル ストレージ「Arcserve OneXafe」の複数ノード クラスタ構成をサポート開始
~ 最大7台のクラスタ構成サポートにより、バックアップデータ格納領域の柔軟な拡張と高い可用性を実現~
2023年10月12日
arcserve Japan合同会社(本社:東京都千代田区、職務執行者社長:公家 尊裕 以下、Arcserve Japan)は、ランサムウェア対策に有効なデータ保護ソリューションであるイミュータブル*1 ストレージ (不変ストレージ)「Arcserve OneXafe(ワンセーフ)4500シリーズ」の最大容量モデルを対象に、2023年10月13日より複数ノードでのクラスタ構成のサポートを開始します。
対象となるのは、72テラバイト*2モデルの「Arcserve OneXafe 4512-216」(2023年10月31日販売終了)と、その後継となる80テラバイトモデルの「Arcserve OneXafe 4512-240」(2023年11月1日より販売開始)の2モデルです。これまで Arcserve OneXafeは1台構成でご利用いただいていましたが、お客様からのご要望を受け、2台以上、最大7台までのクラスタ構成をサポートすることとなりました。
<背景>
バックアップ先ストレージの選定において重要な要素のひとつが「容量」です。システムとデータをすべてバックアップすることに加え、ランサムウェア攻撃や人為ミスなどに備えて複数世代のデータを保存できるだけの十分な容量が求められる一方、データは年々増加していくため、増加に合わせて柔軟に容量を拡張できることが求められます。また、もうひとつの重要な要素が「可用性」です。リストアがいつ必要になるかは予測不能のため、障害が発生してもサービスを継続できる高い可用性がバックアップ先ストレージにも求められています。
複数のArcserve OneXafeノードでクラスタを構成することにより、バックアップ先ストレージとして運用を行いながら容量を拡張できる柔軟性と、ノードに障害が発生してもサービスを継続できる高い可用性を同時に実現します。
<サポート対象製品>
・Arcserve OneXafe 4512-216 (72テラバイト モデル + 5年メンテナンス付) : 1,290万円 (税抜)
2023年10月31日販売終了
・Arcserve OneXafe 4512-240 (80テラバイト モデル + 5年メンテナンス付) : 1,420万円 (税抜)
2023年11月1日販売開始
※サポート費用について(メンテナンス契約の範囲内でサポートし追加費用は不要です)
<クラスタ内の Arcserve OneXafe の台数と使用できる容量例>
Arcserve OneXafe のクラスタでは、参加するノードの数に比例して使用可能な容量が増加します。
Arcserve OneXafe 4512–240 の7台構成の場合で、Raw 容量 1,680 TB(240TB x7), 実効容量 560 TB(80TB x7) が利用可能になります。
※ Raw 容量は HDD の合計容量です。Arcserve OneXafe は3つの HDDに同一ブロックを書き込むので、実効容量は Raw 容量の 1/3 になります。
※ クラスタに参加するすべてのノードはArcserve OneXafe ソフトウェアのバージョンが同じである必要があります。
【Arcserve OneXafe製品概要】
Arcserve OneXafe(以下 OneXafe と省略)は、バックアップ ソフトウェア「Arcserve UDP」、「Arcserve Backup」のバックアップ先としての利用に加え、バックアップ アプライアンス「Arcserve UDP Appliance」の二次バックアップ ストレージとしても利用いただけるイミュータブルストレージです。Arcserve UDP や Arcserve Backup の運用・環境はそのままに、OneXafeを追加するだけでランサムウェア対策を強化でき、ハードウェアとソフトウェアのテクニカルサポートをArcserve Japanがワンストップで提供できる点が大きな強みです。
最近では、元データだけでなく、バックアップ データにまでランサムウェア攻撃の被害が及ぶケースも報告されており、事業継続の観点からもさらなるデータ保護への取り組みが急務となっています。Arcserveの提唱する「3-2-1-1ルール」では、オリジナルデータ、そのデータのコピー2つからなる「3」つを作成、「2」つの異なるメディアに保存、「1」つをオフサイトに保存、さらに「1」つをイミュータブル(不変) ストレージに保存することにより、重要なデータをより安全に保護することが可能になります。
<主な機能・特長>
・変更不可のスナップショットを自動的に取得
OneXafeはバックグラウンドで定期的に変更不可能なスナップショット*3を取得することで、ランサムウェア攻撃や不正アクセスによりデータに改ざんや削除があっても、スナップショットを使って正常時の状態に復旧することができます。
スナップショットは、共有を作成する際に指定する保持期間(Retention Period)に従って保存されます。バックアップ データがOneXafeの共有領域に書き込まれると、自動的にスナップショットを取得します。ランサムウェアやその他サイバー攻撃者は、”不変な”スナップショットを変更することができないため、万が一バックアップ データが破壊された場合でも、スナップショットにより、破壊される前の状態に復旧することができます。
・3つのディスクへ自動的にデータ ブロックを書き込み、ディスク障害に対応
OneXafeでは、1つのデータブロックを3つの HDD に書き込むため、同時に2ドライブの障害が起きてもデータは無くなりません
・重複排除、圧縮によるストレージの効率利用
OneXafe に保存されるデータは自動で重複排除/圧縮されるため、効率よく空き容量を利用できます。また、10 GbE のネットワーク ポートを搭載しており、大容量のデータを高速にバックアップできます。なお、Arcserve UDP のバックアップ先としてOneXafe を利用する場合、Arcserve UDP の重複排除機能を併用することもできます。
・管理コンポーネント「OneSystem」により、どこからでも容易に管理可能
OneXafeは「OneSystem」により管理され、共有フォルダやスナップショットを容易に設定できます。クラウド上ですぐに利用可能な「パブリック OneSystem」と、オンプレミスに構築する「プライベート OneSystem」の2種類から選択でき、1つの OneSystem アカウントで複数の OneXafe 環境を統合管理することが可能です。
*1 イミュータブル:不変を意味します。イミュータブル ストレージは、変更不可能なスナップショットを保持することで、バックアップ データをサイバー攻撃から保護します。
*2 テラバイト(TB):本リリース中では 1 テラバイト(TB) は 10の12乗を表します。
*3 スナップショット:ある時点でのデータを、まるで写真を撮るように素早く、そのままの状態のイメージを保存する機能です。
Arcserveについて
世界トップ5のデータ保護ベンダーであるArcserveは、SMBからエンタープライズまで、場所や複雑さを問わず、すべてのデータワークロードを管理、保護、復旧するためのクラス最高のソリューションを幅広く提供しています。Arcserveのソリューションは、複雑さを排除しながら、あらゆるデータ環境において、クラス最高の費用対効果、俊敏性、大規模な拡張性を備えたデータ保護と確実性をもたらします。オンプレミス、オフプレミス(DRaaS、BaaS、Cloud-to-Cloudなど)、ハイパーコンバージド、エッジインフラが含まれます。30年近くにわたって受賞歴のある製品に加え、継続的にイノベーションに注力してきたことで、パートナーやお客様は、次世代のデータワークロードとインフラへの最速ルートを確保することができます。Arcserveは、100%チャネル販売により150カ国以上で事業を展開しており、1万9,000社のチャネルパートナーが23万5,000社のお客様の重要なデータ資産の保護に貢献しています。Arcserve の詳細については、本社サイトもしくは、Arcserve Japan サイトをご覧ください。
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