日本製鋼所 横浜製作所が、迅速なBCP体制の確立を目指し、Arcserve UDPを採用
Arcserve UDPを活用して仮想環境と物理環境のバックアップ統合を実現、作業工数、コストが従来の1/5に
2017年1月5日 東京発
arcserve Japan合同会社(本社:東京都千代田区、社長:江黒 研太郎 以下、Arcserve Japan)は、株式会社日本製鋼所(本社:東京都品川区、代表取締役社長:佐藤 育男 以下、日本製鋼所)の横浜製作所がBCP(事業継続計画)強化のために「Arcserve UDP」を採用したことを発表します。
1907(明治40)年に創業した日本製鋼所は、100年以上にわたり電力、石油、天然ガスなど、エネルギーに関わる諸製品を柱とした"ものづくり"を幅広く展開し、産業機械分野のグローバル&ニッチトップ企業として、社会の発展に貢献しています。同社の中で、レーザー・プラズマ関連装置や樹脂加工機械の製造を得意とする横浜製作所では、2016年上半期に仮想環境のリプレース時期を迎えるにあたり、バックアップ体制の見直しを検討していました。
日本製鋼所 横浜製作所には、3次元図面データや製造に関わる資料動画などがデジタル保存されており、これら重要な"資産"のデータバックアップは必要不可欠なものとなっていました。また、昨今被害が多発しているランサムウェアの対策にも、高頻度のデータバックアップが有効であると認識していました。
同社横浜製作所では、これまでバックアップデータを北海道の室蘭製作所に遠隔地保管しており、万が一、横浜がシステムダウンした場合は、室蘭のデータを横浜へ戻してリストアを行う仕組みとなっていました。 しかし、室蘭製作所でシステム起動して事業を継続させる体制までは確立できておらず、BCPに課題を残していました。さらに、既存のバックアップソフトウェアはリストアに多くの工数を要したほか、ライセンス費用に加え、データ転送容量による従量課金制のため保守料が高額となり、コスト面でも大きな負担となっていました。
こうした状況を改善するため、バックアップソフトウェアの見直しを検討していた同社横浜製作所では、オープンソースを含めた仮想バックアップ製品の調査を行った結果、一つのソフトウェアでデータバックアップと遠隔地でのシステム起動(仮想スタンバイ)を行うことができ、設定もシンプルであることから、Arcserve UDPに注目しました。ライセンス料や保守料が安価で、バックアップ周りのシステムコストの大幅軽減ができることも大きな魅力となり、Arcserve UDPの採用を決定しました。さらにArcserve UDPなら仮想環境だけでなく物理環境のバックアップまでカバーできるため、情報システム全体のバックアップ環境がほぼ一元化できることになります。Arcserve Japanのサポート体制に対する安心感も、選択理由の一つとなりました。
同社横浜製作所による新しいバックアップ環境構築は2016年6月下旬にスタートし、同8月には本稼働を開始しています。現在では、仮想環境と物理環境を合わせて合計13TBのデータを重複排除しながら日次ベースでバックアップ、完了したサーバ単位で室蘭製作所へと送信されています。仮想スタンバイを利用した室蘭製作所でのシステム起動はすでに何度か実施し、15分程度で環境が立ち上がることが確認されています。2016年11月時点で、目標としていた迅速なBCP体制の確立が実現されるとともに、作業工数およびコストも従来の1/5程度に抑えることができ、Arcserve UDPの導入効果がすでに表れています。
日本製鋼所 横浜製作所では今後、仮想環境ではVDI、物理環境ではファイルサーバなど、Arcserve UDPでのバックアップ対象を広げることで、さらに万全のBCP体制を目指しています。
Arcserve UDPについて
Arcserve UDPは、仮想や物理の混在する複雑な環境のニーズを満たす次世代の統合バックアップ・リカバリ ソリューションです。 (1)仮想・物理環境やクラウドコンピュータ上のデータを一元的に保護できる集中管理機能、(2)環境全体にわたるバックアップデータの重複排除と遠隔拠点への自動転送機能、(3)災害時にはシステムを即時利用可能にする仮想スタンバイとインスタントVM機能に加え容易な操作性で他のソリューションと一線を画しています。製品の詳細はこちらをご覧ください。
Arcserve について
Arcserveは、システムやアプリケーション、データなど業務遂行に欠くことのできないITインフラ全体に対して、包括的なバックアップ・リカバリ ソリューションを提供するデータ保護の専業ベンダーです。1990年の製品リリース以来、革新的かつ、実績あるバックアップソリューションの提供を継続しています。Arcserve Unified Data Protection (UDP)は、一瞬も止めることが許されないビジネスの要件に確実に応えることができる次世代の統合バックアップ・リカバリ ソリューションであり、これまでArcserveが培ってきたイメージバックアップ製品の技術が基盤となっています。Arcserveシリーズは、150か国以上の45,000社のお客様に対して、7,500以上の販売、ソリューションパートナー様を通して導入されています。Arcserveの本社は米国ミネソタ州ミネアポリス市です。Arcserveの詳細については、www.arcserve.com (Arcserve Japan: www.arcserve.com/jp )をご覧ください。
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〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105神保町三井ビル Arcserve Japan 末吉 聡子 TEL: 03-4520-0637 email: satoko.sueyoshi@arcserve.com
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